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モアの講師 インタビュー

モアの講師 インタビュー

講師インタビュー

音楽を仕事にしてスキルを発揮できる。
モアは理想的な場所だと思います。

トレーナー

山本 陽介

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ボイストレーナーという仕事のやりがいとは?

モア東京ボーカル教室には、年齢や歌うジャンルなど、さまざまな生徒さんが通われています。「歌が好き」な方から、「苦手意識を克服したい」とおっしゃる方まで。これほどバラエティ豊かな生徒さんを担当できるのは、モアならではのことだと思います。私たちは生徒さんの目的やレベルにあわせてレッスンを進めていくわけですが、生徒さんの「あ!わかった!」という瞬間に立ち会えたり、「元気になりました!」とスッキリした笑顔でお帰りいただくときには、何とも言えないやりがいを感じます。

ボイストレーナーの仕事で大変なことは?

ボイストレーナーは「人」と向き合う仕事であり、生徒さんのコンディションにあわせてレッスンを組み立てる作業は、苦労が多いかもしれません。「声」は体がつくりだす楽器ですから、その日の体調やメンタルなどに大きく左右されるものです。たとえば仕事でヘトヘトだったり、落ち込んだ気分で教室にいらした生徒さんには、リラックスして歌を楽しめるような雰囲気づくりを心がけます。また、「声」や「声帯」など目に見えないものを、どのように伝えるか? この点については、今も日々勉強を続けている感じです。理論派の男性には筋肉のメカニズムからアプローチした方が分かりやすいかもしれませんし、女性には感覚的な表現の方が好まれるかもしれません。自分の中にたくさんの引き出しを用意しておくことで、どんな生徒さんにもご満足いただけるボーカルレッスン(ボイストレーニング)にしたいと思っています。

モア東京ボーカル教室へのアプローチ

私はアメリカの音楽大学に学び、12年ほど暮らしていました。そして30歳を機に日本に戻ることを決め、これまでのキャリアをいかして日本で何ができるだろうかと探し始めたんです。インターネットの検索キーワードに、「音楽」や「ボーカル」や「講師」といった簡単なキーワードを入れて。パソコン画面のいちばん上に表示されたのが、モア東京ボーカル教室だったんです。長く外国で暮らし、日本のスクール事情を知らなかった私は、トップ表示されたモアをみて「どんなに大手なんだろう」と思って(笑)。HPに掲載された講師陣の経歴も素晴らしいものでしたし、日本に帰国すると早速、採用受付フォームから申し込みをしました。(実際には、とてもアットホームなスクールでした)

採用への道のり・これからボイストレーナーを目指す方へ

HPからエントリーして履歴書や職務経歴書などを送ると、書類選考が通り校長との面談、続いて実技試験に進むことができました。歌唱はもちろんピアノのコード弾きなどの実技に加えて、楽典の筆記テストなど2時間ほどの試験は、とにかく緊張したのを覚えています(笑)。専門外のピアノでは苦労した部分もあったのですが、有り難いことに最終面談・内定という運びになり、導入研修などを経て今に至っています。もしかしたら、アメリカの大学名が並ぶ私の経歴に、インパクトがあったのかもしれませんけれど(笑)。技術的な面はもちろんのこと、いちばん重要視しているのは「人柄」なのかな、と感じています。楽典や歌唱など音楽面を復習するのも大切なことですが、そうした音楽的なスキルに加えて、常にご自分の人間性に磨きをかける努力をされると良いのではないでしょうか。

モア東京ボーカル教室のおすすめポイント

運営サイドとの面談や、緊張の実技試験など。いくつかのステップを経て今の自分がいるわけですが、きちんと段階を踏んで応募者と向き合ってくださる採用スタイルは、とても丁寧だと感じましたし、安心できるものでした。一部の教育機関では「音楽」の授業が削減傾向にあると耳にしますが、そうした環境のなかでモア東京ボーカル教室のようなスクールの存在意義は高まっていくように思います。公的な資格ではない「ボイストレーナー」は、誰でも名乗ることができる肩書きですが、技術面・人間性の両方を評価されて採用されたモアの講師陣ですので、安心してレッスンを受講していただけるのではないでしょうか。私が学んだアメリカの大学がそうだったように、応募者のポテンシャルや将来性を評価してくれるのもモアの良いところ。真摯に音楽を学んできた人が能力を発揮できるとともに、仕事としてきちんと収入を得ることができる、とても理想的な場所だと思います。

講師として、表現者として、どんな広がりができましたか?

アメリカから帰国し、モアでボイストレーナーを始めた当初は、教える仕事一本でやっていこうと考えていたんです。ところが、あるゴスペルグループとのご縁があって、活動に参加することになりました。再びステージに立ってパフォーマンスをして、ボイストレーナーである自分に戻ったとき、実感したのは「現役であることの大切さ」です。10年以上にわたってクラシックを専門にしてきたものですから、ゴスペルの発声へとシフトするためには苦労が伴いました。でも、筋肉の使い方や歌唱法など、表現者として経験したことすべてが、自分の引き出しの中にストックされ、ボイストレーナーとしての強みになりました。また、レッスンの中で自分の経験をお伝えすることは、私自身がもう一度学ぶことになり、さらなる成長にもつながっているように感じます。

生徒さんとの関係づくりについて

モア東京ボーカル教室で私が気をつけていることは、ボイストレーナーと生徒さんは「先生」と「生徒」といった関係性ではなく、マラソンを一緒に走る仲間であり、私たちは生徒さんをサポートする伴走者のような存在でありたいということです。ですから、いつも私が心がけているのは、歌が苦手な方には楽しく、気分が落ちている方には元気になっていただくためのレッスンをすること。たとえ音が外れてしまっても、心を癒してくれる歌声があります。歌詞の内容を想像したり、言葉にして発信したり。人が生きて行く上でのすべての要素(ソーシャルスキル)を身につけられるのが、音楽という学問の素晴らしさ。私はボイストレーナーとして、一人でも多くの生徒さんに音楽の魅力をお伝えしたいと思います。

講師業以外の業務を通して感じることやオーナー側とのコミュニケーションスタイル

私は、生徒さんへのレッスンをするほか、新任トレーナーの体験レッスンの研修を担当したり、運営サポートメンバーとしての仕事もしています。ワンコインの体験レッスンは、モア東京ボーカル教室のボイストレーニングの価値を感じていただくためのプレゼンテーション的な意味を持つもの。どのようなタイプの生徒さんにも同じようにご満足いただけるよう、講師デビューから間もないボイストレーナーに対して、30分間の流れやレッスンのポイントなどをレクチャーするのです。

一方、運営サポートメンバーの業務は、私が担当する葛西駅校の備品を揃えたり、各トレーナーのシフトをパソコンに入力したりといった、裏方的な事務作業がメインです。仕事をはじめてようやく一年、というタイミングでこうした業務にかかわれたことで、教室の全体像のようなものを理解することができ、私にとって大きなプラスになりました。実は、ボイストレーナー以外の業務について説明を受けたのは、オーナー側との面談の場でした。私の将来のことまで考えてくださり、新しい業務のオファーをいただいたことには、とても感謝しています。

他のボイストレーナーとのコミュニケーションスタイルは?

音楽大学への入学にあわせてアメリカに渡ったものですから、私には、国内に「先輩」と呼べる存在や、音楽仲間が少なくて。モアに在籍するボイストレーナーが全員集まるチャンスはなかなかありませんが、教室で顔を会わせることがあると、とにかく嬉しいんですよね。他愛のない話をするだけでも、本当に楽しくて(笑)。モアのトレーナーたちは、「人柄」そのものが勉強になる方ばかりで、私自身とても恵まれた環境で仕事をしていると思います。